NIBUR( 二ブール ) は、財布バカが作った、財布ばっかのブランドです。

デザイナーの田中は、学生時代に1つの財布に魅了されて以来、機能性と情緒性の両立を追求しながら
15年間独学で革財布を作り続けてきました。現在は財布づくりの講師としても活動しています。

そんな田中の好きなデザインに「ルビン (RUBIN) の壺」というものがあります。
エドガー・ルビンが考えた多義 ( 反転 ) 図形と呼ばれる絵です。

黒に集中すれば壺に見え、白に集中すれば2人の向き合った顔に見える。
これは、トリックアートのようなおもしろさではなく、注目しているどちらか一方しか見えないことを伝えています。
壺を見ているときは顔は見えず、顔を見ているときは壺は見えない。決して2つは同時に見えないのです。
しかし、追求し続けているのは機能性と情緒性の両立です。どちらか一方だけではなく、
2つを同時にです。

だから2つは同時に見えない RUBIN を否定 ( 反転 ) する意味で、ブランド名を NIBUR としています。

機能は人に生活の豊かさを、情緒は人に心の豊かさをもたらすと田中は考えています。
機能と情緒を大切に、人の生活と心を豊かにする価値のある財布を提案できるブランドでありたい。
それが NIBUR の願いです。